1. トップページ
  2. 第13回「ケイシーは生まれ変わりという価値観に目覚めさせてくれました。生きる目的を自覚したのもケイシーの本からです。」

第13回
次に、ケイシーのリーディングの3976-15についてお話します。このリーディングはけっこう長いんですが、この中身は切れ切れにいろんな本に紹介されています。この中に例の日本沈没の予言が登場します。
天使ハラリエルが出現して予言したという…
ハラリエルという主体が何であるかという検証も必要かと思いますが、このリーディングは1934年に取られています。第二次世界大戦のずっと前です。全体の流れからみると、これはとても不思議なリーディングです。ヒットラーがちょうど政治に関与し始めた頃ですが、ケイシーはヒットラーを『ヨーロッパの若い王』と言っています。しかし、それは無に帰す、結局何もならないと言っています。そして中国と日本の台頭も見据えています。ルーズベルトがまもなく死ぬことも言っています。それから、スフィンクスの足下に眠るアトランティスの『一者の法則の記録』の発見と公表についての予言もなされています。

でもボリュームとして一番割かれているのは、まもなくアメリカにある人物が入ってくることになっている、という部分です。まもなくということは1930年代にアメリカに出現するという言い方で出てきます。この人は、ヨハネ・ペヌエルとされていますが、これだけだと、ペニエルは人物の名前ともとれるし、場所の名前とも取れますね。ペヌエルというのは、もともと旧約聖書創世記に登場する場所で、ヤコブが神と顔と顔をあわせた所なんです。その地名が引用されてます。これは誰なのか? 1930年代にアメリカにいて、非常に重要な人物であるという言い方になっているんですが、結局分からないんです。アメリカのケイシー財団でも特定はできていません。

この予言の中に、世界の大変動についても述べられています。地軸の変動、1958年から1998年に地球は変動の時代に入る、この時代は雲間に再び主の光が見られる時代だと宣言されるであろう…。こういったことがこのリーディングでは言われています。ここには様々なことが絡んできているので、いずれきちんとまとめようと思っていますが、これが現在の気候変動と宇宙規模の変動の動き、宇宙人やUFOの出現とどう連動しているのか。

特に世界にUFOの出現が増えていることについては、地球の政府はなかなか説明がつかないので、コメントを出しませんが、大きな歴史の現象として起きています。UFO現象と地球の文明の限界、資源を使い尽くして石油燃料を使う車がこれ以上増えると温暖化には影響を受けますし、気候変動が厳しくなってきます。この予言がもとになり、すでに1950年代から始まっているんじゃないかとか、1999年のノストラダムスと関連づけて世界が滅びるんじゃないかと思ったり…。小松左京さんの『日本沈没』もこのあたりから生まれているわけです。実際にはこの予言通りには起きなかったんだけれども、21世紀に入って20数年経った今、この予言の意味が出てくるような気がしています。このあたりをテーマにして今研究中です。
韮澤さんの元には、様々な予言や未来の情報が届くのではありませんか?
チャネリング系のものはたくさんあります。チャネリング系の情報の精度は良くて7割。悪ければ5割以下になります。たま出版というのは、そういった情報の集積所みたいなところがあります。うちで本を出される方々はたぶんに能力者ばかりで、いろんな組織を統轄されているような方ばかりですから、私もおかげをこうむっています。

3.11の予言についても、直近で警告されたことは何度もあります。「これから余震が来ますよ」と電話がかかってきて、みんな信じてないから「どうかな~」なんて言っていたら、それから10分も経たないうちに東京で震度5弱の地震がありました。3.11の2日前でした。3.11のときには私たちは帰宅できなくなって、会社に泊まっていましたが、その時に、地震がどう起きるかという予言のリストをもらって会社に置いてあるのを思い出したんです。そのリストを読んでいるうちに、余震が何分かおきに起きるわけです。その余震についてもそのリストには書かれてありました。
では、そのリストの予言は成就したわけですね。
それがそうとも言えないんです。というのは、その後でもっと大きな地震が起こり、富士山が噴火することになっていました。その余震を予言した著者からは、その後何度も電話をもらい、東京はもっと大きな地震が来ると。ですから『その日』、私は早朝に起きて近所の避難所指定の広場に行っていたんですが、何も起きませんでした。

予言は初期の頃は当たるんです。心霊手術もそうですよね。能力者でも評価されてお金が入り出したり、物質的なものが絡んでくると能力が落ちるように思います。1~2回は当たりやすいけど、その後は外れてしまう。いろんな雑念が入るんでしょうね。その雑念を自分で排除して、透き通った状態でとらえるのが難しくなるんだと思います。エドガー・ケイシーですら、石油の発掘のときには大失敗しているわけですから。
ケイシーの石油採掘について弁明させていただくと、あの場合は、一緒に仕事をしている人達の理想が1つにならなければ石油は見つからないとリーディングの中ですでに警告されていました。それにも関わらず、結局、人々の理想は1つにならなかったわけで、予言が外れたということでもないんです。実際、ケイシーがその油田採掘の権利を別の人に売却したとたん、リーディングどおりに石油が出て、その人は財を築いています。
だから、あらゆるものが連動しているわけです。能力者と言われている人、特に海外の方はお金が入りだすと能力がストップして完全に分解してしまう気がします。『イエス復活と東方への旅』の本を読むと、イエスは最後まで純粋さを貫いています。でも最後まで身一つで自分を貫くというのは厳しいんですね。宇宙における人間の本来のありようがどういったものか、宇宙人との異文化交流から私たちは今後より学んでいかなければいけない時代になってきています。

ヨハネの黙示録のハルマゲドンについても、このリーディングに出てきます。ハルマゲドンとは何かリーディングに出てきますからね。まさにいまその状態が起きています。でも、翻訳訳が難しいんです。いま訳されているのは、よく読み込んでいると問題があるんですよ。MANY are present を「多くの霊人が臨んでいる」と訳しています。MANY というのは何かというと、実体の複数なんですよ。だから十菱麟さんだったら、実体と訳しているでしょうね。厳密にいうと霊人ではないんです。

この後には、『その時、あなた方はハルマゲドンが近づいていることを知りなさい』とあります。おそらく普通の人はここを読んでも意味が分からないと思います。何故ならここはUFO現象と絡むから。このリーディングは、ヒュー・リン・ケイシーがちゃんと場を設定して、頼んで取っています。
このリーディングの一番最後では『ここに集まった私たちが自分たちの責任をもっとよく理解できるよう、その他に助言やアドバイスがあればお願いします』という問いがなされていますね。
『父なる神は、あなたが自分の経験の中で同胞を計る仕方の中にあらわれる』とあるように、その回答は原則論で、結局のところリーディング全体に記述された内容をとらえていないと、前進はおぼつかないでしょう。
世の中がどう変わろうと、激動の中に生きようとも、日々を自分の霊的な成長の糧にするということが大切な気がします。
また『主は天国におられるのではない。主は、あなたが主を受け入れさえするなら、汝の心に天国を造り給う』 その姿勢で生きなさいと。ここは1つのキーポイントだと思います。締めくくりなんですよ。

ケイシーがあの時代に生まれ、何を残したかったのか。ハラリエルはどういった根源なのか、それは考えないといけないですね。このリーディングはテーマとして面白い。さすがケイシーだと思いますね。
(Q)ここに集まった私たちが自分たちの責任をもっとよく理解できるよう、その他に助言やアドバイスがあればお願いいたします。
(A)ここにいるすべての方々は、天父なる神の御名において、神の道を知ろうと努める人々のために集まった。そして、神は、求められない限り、何か大きなものとして(言いつけを知ろうと努めるそれぞれの魂の中で、父や母代わりの忠告者として)人々の理解のベールの外におられる。しかし、復讐を執行する方としてではなく、愛のあふれる憐れみ深い方として。というのも、あなたが慈悲を示すごとくに、父は汝に慈悲を示し給う。あなたが英知を示すごとくに、同胞への愛を示すごとくに、愛は示され、英知は示され、日々に導きの歩みが汝に示されるだろう。主は、その御顔を求める者といつも一緒であることを知って、汝らは大いに喜ぶべし。主は天国におられるのではない。主は、あなたが主を受け入れさえするなら汝の心に天国を造り給う。父なる神は、あなたが自分の経験の中で同胞を計る仕方の中に現れる。父の愛を知ろうと願うなら、汝の愛を、躓き、過てる兄弟に示すべし。しかし、彼らも求める者でなければならない。非難する人々に示すことはない。

(Q) Is there any further counsel or advice for us gathered here, which will enable us to understand better our responsibility?
(A) All gathered here in the name of God who is the Father, to those that seek to know His ways - and who is as something outside the veil of their understanding unless sought, even as the counsel of the Father, of that God-Mother in each soul that seeks to know the biddings; not as one that would reap vengeance but rather as the loving, MERCIFUL Father. For, as ye show mercy, so may the Father show mercy to thee. As ye show the wisdom, as ye show the love of thy fellow man, so may the love be shown, so may the wisdom, so may the guiding steps day by day be shown thee. Be ye joyous in the Lord, knowing that He is ever present with those that seek His face. He is not in heaven, but makes heaven in thine own heart, if ye accept Him. He, God, the Father, is present and manifest in that ye mete to your fellow man in thine own experience. Would ye know the Father, be the father to thy brother. Would ye know the love of the Father, SHOW thy love to thy faltering, to thy erring brother - but to those that seek, not those that condemn.

リーディング3976-15の最後のQ&A

ページトップへ戻る