ひまし油について もっと知りたい方へ ひまし油ってなぁに? ヒマ(唐胡麻)という植物の種に、圧力をかけて絞ってとれた油がひまし油です。 世界中で古くから利用されており、中世ヨーロッパでは「Palma Christi(キリストの御手)」と呼ばれていたそうです。 日本でも伝統的に下剤として用いられました。 現在は口紅や石けん、インク、機械の潤滑油など、意外と身近なところで使われています。
ひまし油ミニ辞典 和名:ヒマ(蓖麻)/トウゴマ(唐胡麻)。トウダイグサ科 英名:castor/palma chirsti 学名:Ricinus communis L. 生薬名:種子…ヒマシ(蓖麻子)/種子油…ヒマユ(蓖麻油) 原産地:インド、熱帯アフリカ。エチオピア原産ともいわれる。 利用法:化粧品、石けん、潤滑油、インキ、ワックス、クレヨン、合成樹脂、 耐低温樹脂、合成繊維、医薬品、香水、ポマードなどの原料として用いられる。塗料の溶剤として優れている
ひまし油湿布 エドガー・ケイシーは、健康のためにひまし油を使うよう、たくさんの人に勧めました。 このとき最も多く示めされた使い方は「ひまし油湿布」。 ひまし油を浸して温めた布を、お腹に置いて1時間~1時間半ほど休むというシンプルな方法です。 これをはじめたら「気持ちが穏やかになった」「シンクロニシティが起こりやすくなった」という人や、人間関係が変わったという人も。深いリラックスを感じる方も多く、ストレスの多い現代人にふさわしい健康法です。 ひまし油湿布はあなたの人生をシフトさせるかも知れません。
●STEP ②/温める お腹の右側あたりを覆うように湿布を当て、 温熱ヒーターで温めながら 1時間~1時間半ほどゆっくり休む。
●STEP ③/ふき取る 湿布をはずしたら、重曹を溶かした湯にタオルかキッチンペーパーを浸して腹部の油をふき取る。 (お湯1ℓに対して重曹は約大匙2杯)。 *温熱ヒーターが無い場合は、お鍋などでヤケドをしない程度にひまし油を温めてから湿布を作ります。お腹の湿布が冷めたら取り替えます。
●ひまし油湿布の最中は 体調がすぐれない方は未来のハツラツとした姿を、元気な方はより輝いている姿をイメージしてみてください。 テレビやにぎやかな音楽は控えて、ゆったりと過ごしましょう。
●ひまし油湿布のサイクル 1回1時間~1時間半、3日間続けて4日休むというサイクルを3週間続けます。 1週間休んだのち、必要であれば同じサイクルを繰り返します。
●ヒマシ油湿布の効果を上げるポイント 2つ ポイント1 重曹 ひまし油湿布を終えて取り外したら、重曹を溶かしたお湯で身体に付着したひまし油をふき取ります。 弱アルカリ性の重曹が酸性の汗を中和してくれます。
ポイント2 オリーブオイル 湿布3日目の晩にオリーブオイルを飲みます。 ひまし油湿布をすると身体に溜まっていた不必要なものが、出ようとして動き始めます。このときがチャンス!排泄を促すオリーブオイルを飲んで、スムーズに不要物を手放しましょう。
ひまし油湿布だけではなく、食事療法や腸内洗浄、オイルマッサージなどを合わせて行えば、身体が本来持っている健康力をさらに発揮しやすくなります。
ケイシー3つの排泄促進方法 ケイシーが勧めた主な排泄の促進方法は3つ。肝臓が疲れたときのひまし油湿布、大腸に不要なものがたまっている場合は洗腸(コロニクス)、消化を整えるためにはリンゴダイエットです。身体をしっかりクレンジングしたいときには、この3つを行うと効果的。ひまし油湿布→リンゴダイエット→洗腸と日をずらしながら行うと、ちょうど1週間のケイシー流ボディクリアリングコースになります。
●1週間のボディクリアリングコース ケイシー流 ① 3日間、ひまし油湿布をする……体内の不要なものを動かし始める ② 3日間、リンゴダイエットをする……リンゴの働きで腸内の不要なものをかき出す ③ 翌日(最終日)コロニクス(腸内洗浄)をする……腸に残った不要なものを洗い流す
*リンゴダイエット…3日間、リンゴだけを食べる体内浄化法。 ①3日間リンゴだけを食べ、水を飲む。ブラックコーヒーは少量なら可。 ②3日目の晩と翌朝にオリーブオイルを小さじ2~3杯飲む。
ひまし油湿布1回あたりの費用 湿布1枚で2ヵ月間(週3回×3週間×2ヵ月=18回)行った場合、湿布1回あたりに掛かる費用はひまし油、フランネル、オイルカバーを購入しても300円程度。(ヒーターをお持ちでない場合は別途ヒーターが必要です。ヒーターは他の人と共有で使えます。) 身体に不要となったものを排出するのは、健康維持の大切な秘訣!食事に費やす時間とお金を同じほどかけるくらい、排泄促進には価値があるといわれます。ひまし油湿布はすぐれた方法のひとつであり、そのうえ意外と経済的。ランニングコストとして1回にかかる費用は、チェーン店のコーヒー1杯分くらい。この数百円が、未来のすこやかな身体作りへの投資となるでしょう。
テンプルのひまし油の特徴 ●稀少なヒマシ油 無農薬のヒマの種子をケイシーが生きていた時代と同じように、ゆっくりと時間をかけてコールドプレス(低温圧搾法)で搾りました。また一般的に行われている精製過程を経ることなく製造された高品質のヒマシ油です。 オイルのエネルギーが活きているので、さらに深いレベルの癒しの力を発揮することでしょう。
●コールドプレスとは? 原材料に圧力をかけて油をしぼりだす方法。低温圧搾法ともいう。性質や成分を保持しやすい一方、原料に対してとれる油の量が少ないうえ、時間がかかるため一般的に割高となります。 現在、市場に流通しているほとんどの油は、効率的に抽出するために高温で加熱したり薬品(溶剤)を加えるなどして作られています。
●日本薬局方のひまし油 伝統的に下剤として使われたひまし油。飲用しやすいよう香りがついているものがあります。
テンプルのひまし油について 輸入代理店様からの声 有機栽培の植物は、農薬や化学肥料を使って育てられたものに比べ安全で高品質なことが多いのは事実です。しかし、植物が、人間が用いる「植物原材料」になるまでには、それだけでは充分ではないのです。そこに適切な加工が施されていなくては・・・。この点を含んで考えても、私たちのひまし油は大変稀有で、高品質なものだといえます。その端的なこだわりが「熱をかけないこと」。 流通しているひまし油は、大きく二つの加工で過度の加熱がされています。一つは実を蒸して柔らかくする熱。もう一つは搾るときの機械による熱です。 ひまの実は固く、時間をかけないとオイルを搾ることができません。多くの会社は効率を求め、まず、種子を蒸して少しでも柔らかくします。そして、機械で大きな圧力をかけて、一気に搾り出すのです。 反対に私たちのひまし油は、実は、決して蒸したりしません。機械での圧搾も、植物成分が損なわれる温度以上にならぬよう「コールドプレス」(冷温圧搾)をします。 皆さんにお届けしているひまし油は、オーガニックの原料からさらに植物の力をそのまま引き出すため、時間と手間がかけられているのです。(若松様)
いろいろな使い方~日常使いのすすめ~ お風呂上りの肌の保湿、髭剃り後の保湿、目じりや口元の乾燥対策、ヒジ・ヒザ・カカトの乾燥対策、 日焼けした肌の保護、その他。ご家族みんなで使えます。一家に一本ひまし油!
ひまし油の歴史 アフリカやインドが原産と考えられているヒマは、古くから有用性が認められています。古代エジプトでは灯火の燃料や軟膏基材として用いられ、中国では漢方として使われています。中世ヨーロッパで呼ばれた名前は、当時の人々が感じた効能を表すという「Palma Christi(キリストの御手)」。20世紀初めまで主にメディカルに使われました。 日本では戦時中、飛行機用の油を作るためにいたるところでヒマが植えられていたそうです。昭和の初めまでは下剤に利用されました。 現在では化粧品・薬用(下剤)・潤滑油などとして利用され、また塗料・印刷インキには不可欠の原料であり、化学工業の分野でも重要な原料とされています。 そして地球環境においては、化石燃料消費に関わるさまざまな問題の解決の可能性が考えられています。
体験談 ケイシー療法のひまし油湿布を時々、実践しています。 初めて経験した時は、フワっと包まれているような何とも言えない気持ちが良い感じでした。 身体の内側が滑らかになり循環しているなと感じます。なおりん様 女性 大阪府
ひまし油を顔に塗っていたら、目の下の皺が、まったく目につかなくなりました。 美容クリニックへ行こうかと思う程悩んでいたのがウソのようです。 約1週間しないで実感できました。ビックリしました。きらさん様 女性 東京都
ひまし油と出会ってから15年になります。色んなひまし油を使いました。ひまし油である限り、効果はありましたが、テンプルのは、ほんとにハイクオリティー。体の反応が全く違うし、ヒーリング効果が高いなと感じました。ずっと使いたい逸品です。shanti 様 大阪府
Q&A Q.湿布を作るのに、ひまし油はどれくらい使うの? A.最初は200~250mlくらいです。
ケイシーリーディング 「ひまし油をたっぷり染みこませたフランネルを少なくとも3重から4重にする。ひまし油はフランネルの上に注ぐのではなく、たっぷり染みこませる。そして、リネン(寝具)をオイルで汚さないようにフランネルを(油紙などで)覆ったなら、1時間ほど電気パッドを当てる。湿布はできるだけ温かく保つ必要がある。そして、体が吸収できる限りのオイルを吸収するようにさせる」(5291-1)
Q.湿布は一度使ったら、次は新しいのに交換するの? それとも洗って使うの? A.一度作った湿布はくり返し使えます。洗う必要はありません。 使っていているうちに湿布の表面が乾燥し、オイル分が少なくなってきたらひまし油を追加して、フランネルがしっとりした状態を保ちます。使った湿布は、状態を見ながらときどき新しい湿布に交換してください。交換のめやすは次のとおりです。
・夏場…1ヵ月間くらい ・その他の季節(秋・冬・春)…2ヵ月間くらい
ただし「臭いがする」「色が変わった」「シミ(またはカビ)が出た」など、湿布に変化が現れた場合は、上記の期間にかかわらず、すぐに新しいものに交換します。 使い終わった湿布は、洗って再利用せずに処分します。
Q.湿布は温めないといけないの? A.温めるから得られる働きがあります。 ひまし油は非常に硬いオイルなので普通につけてもなかなか皮膚に浸透しません。そのためできるだけ温度を上げてひまし油の浸透を高めます。
ケイシーリーディング 「熱を加えることで、オイルの中に存在する原子的フォースが高まり、湿布中の身体に、オイルが持つ力が、より浸透しやすくなる」(4299-2) 「身体にその放射エネルギーが十分生じるように、温めた湿布をあてがいなさい。それから温熱ヒーターを使いなさい。そうすると、全身にその放射エネルギーが生じ、その結果、体内から毒素が排泄される」(3492-1) 「ひまし油湿布はできるだけ温かく保つ必要がある。そして、体が吸収できる限りのオイルを吸収するようにさせる」(5291-1)
Q.重曹は使わなくてもいいですか? A.湿布をはずしたあとは、ベタベタしているお腹の部分を、重曹を溶かしたお湯で拭き取ります。酸性の汗や、肌に浮き出た身体に不要なものを、弱アルカリ性の重曹が中和します。
ケイシーリーディング 「ヒマシ油パックをしている間は、1時間くらいの間、温熱パットを当てておくのもいい。パック(湿布)が終わったら、薄く重曹を溶かした溶液で身体を拭き、身体から酸を取り除く。またこれは、身体から生じた自然の分泌液も除去する」(1034-1)
Q.ひまし油を飲んでもいいの? A.日本でも昔は下剤として飲まれていましたが、ケイシーがもっとも勧めた使い方は湿布でした。 ※弊社のひまし油は、お肌に使う用途として商用登録をしています。
ケイシーリーディング 「飲まれたひまし油は、単なる下剤にすぎない。しかしながら、湿布をすることにより体内に吸収されたひまし油は、内服のひまし油よりも、より効果を発揮する」(1433-6) 「ひまし油湿布は、発汗系から吸収されることで、その効果が高められる」(631-4)
参考文献 エドガー・ケイシーが教えてくれて美しく生まれ変わるレシピ(光田秀著/総合法令出版)、内なるドクター(グラディス・マクギャレイ著/太陽出版)、家庭医療ガイド(エドガ-・ケイシー財団/たま出版)、日々の健康法(福田高規/たま出版)、人生を変える健康法(福田高規/たま出版)、ぐりーんボタニカ(佐藤八十八著/SEG出版)、メディカルハーブ安全性ハンドブック(マイケル・マクガフィン他著/東京堂出版)、ものと人間の文化史・有用植物(菅洋著/法政大学出版局)、ひまし油小冊子(有限会社テンプルビューティフル)、癒しのオイルテラピー(ウィリアム・A・マクギャリー著/たま出版)他
ひまし油について もっと知りたい方へ