- 準備:湿布を作る
- 防水シートの上にフランネル(3~4枚重ね)を置き、
ひまし油を200~250ml注ぐ。
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ケイシー療法の第一人者であり研究家でもあった米国のマクギャレイ医学博士は、クリニックに来院したほとんどの患者(ただし、ホリスティックな哲学に理解ある人に限る)に、まずは「ひまし油湿布」を試してもらっていたそうです。
そんなケイシー療法の中核をなすひまし油湿布。その方法、しごく単純。フランネルの生地をひまし油に浸して湿布を作り、それらを腹部に当てて加温するというもの。原始的でカンタンな方法ながら、心身の癒しに絶大な効果を上げるということで、ケイシーが活躍していた当時から今に至るまで、世界中で支持され続けています。
一般的には、ヒマ(トウゴマ、学名Ricinus communis L.)というトウダイグサ科の植物の種子を「ヒマシ」といい、これを圧搾して作った油のことをいいます。古くはギリシャ時代から愛用され、中世ヨーロッパでは「キリストの御手(パーマ クリスティ)」と呼ばれていました。伝統的には排毒、下剤として使われることが主だったようです。
ヒマ(トウゴマ、学名Ricinus communis L.)というトウダイグサ科 の植物の種子
ただし、ケイシー療法で使用するよう勧められているのは、そんな古来からの伝統に基づいた製法によるひまし油。大量生産された精製オイルではなく、コールドプレスと呼ばれる冷圧搾法でゆっくりと絞られた未精製のもの。オイルを搾油する際、温度を上げたり薬剤を使うことで、より沢山の量をオイルを抽出できるのですが、同時にオイルの劣化=酸化を引き起こしたり、オイルの中に化学成分を残すことになります。取り替え不能な世界でたった1つの自分の身体。
その大切な身体のケアに使うひまし油だからこそ、品質にはこだわりたい。
有機認定(もしくは廻りに工場や高速道路などがない、空気の清浄な場所で育った野生種の)ひまし油であればなお良いでしょう。植物の生命エネルギーを写すことのできるキルリアン写真で見ると一目瞭然。有機とそうでない種とでは、植物が持つエネルギーの強さが全く違ってきます。大地のエネルギーをふんだんに含んだ有機の種なら、癒しのパワーはさらに強くなることでしょう。有機認定を受けるには、3年以上、土壌改良にも取り組み、農薬や化学肥料を使わず栽培しなければなりません。なによりそういった手間のかかる製品づくりに関わっている人々の情熱や意気込みは、オイルにも大きな影響を与えています。もちろん人体にとって安心、安全であることは言うまでもありません。
ひまし油湿布の働きについては、ここで論じることはできません。ご興味がある方は、ぜひウイリアム・マクギャレイ医学博士の「癒しのオイルテラピー」をご一読下さい。あえていうなら、ひまし油で行う湿布には人間が本来誰でも持っている「内なる癒しの力」を引き出してくれる不思議な働きがあるようです。昔、ひまし油は「キリストの御手」と呼ばれていましたが、まさにその働きは癒しの手。お使いになられた方、それぞれに違った癒しがあります。また、不思議なことに、湿布をあてた部分のみに起こるのではなく、身体がもっとも必要としている部分に癒しの力は届いていきます。
ひまし油湿布をするようになると精神が安定し、怒りにくくなったという声も多数あります。ひまし油湿布は肝臓をターゲットに行うものですが、肝臓は怒りを溜め込む臓器でもあると言われています。湿布により肝臓が癒されると、それまで溜め込まれていた怒りの感情も一緒に癒され流されていくのでしょう。ひまし油の入ったボトルを部屋に置いておくだけでリラックスできる、という感想をお持ちの方もいらっしゃいます。
癒しが起こるということを「信頼し、ゆだねる」。
ケイシーは7年間で全ての細胞が入れ替わると言っています。
ならば、今日から適切なメンテナンスを心を込めて行っていけば、7年後には心身共にずっと健康な自分がそこにいるに違いありません。
もし湿布の後にかえって疲れを感じてしまったら、それは体が本当に休息を必要としているか、解毒をしなければいけないというサイン。食事を控えめにして早めに就寝するようにしましょう。体の発する声に耳を傾けることが大事です。
ケイシーの時代から現代に至るまで、ひまし油湿布を体験したほとんどの人が深いリラックスを感じているようです。とくにストレス社会に生きる現代人には、身体だけでなく心にも効く最適な療法だといえるでしょう。心身ともに輝く7年後の自分を想像しつつ、今日からさっそく日々の習慣に取り入れてみませんか?
湿布をする際には、テレビを見るついで、
雑用をするついで、と「ついで湿布」をしない。
ケイシーはこのように言っています。
とくにピュアなひまし油は、周りの環境や思いなどの波動を受けやすいと言われています。同じひまし油でも、どのような環境で使ったのか、どのような心で使ったかによって得られる結果が違うと、多くのセラピストが証言しています。湿布をする間はリラックスできる空間、たとえばヒーリング音楽をかけたりアロマを焚いたりした部屋のなかで、自分の体に癒しが起こっていることをイメージしながら、じんわりと温かい湿布の心地よさに身を委ねるようにしていましょう。
初めてひまし油湿布を実施させていただきました。
ひまし油湿布以前に、洗腸を日常的に実施しており、その効果もすばらしいと感じておりましたが、それとも異なる想像以上の効果と深い変化があり、驚いております。
ひまし油湿布を始めて、何よりもこれがとても大事であると感じられたのですが、湿布中は心身魂があたたかな感覚に満たされ、3日目には、なんだかほんとうにキリストの御手に癒されているかのような荘厳なつながりを強く感じ、感動いたしました(私自身は宗教組織に属しておりませんが)。
人間の体内における絶妙な仕組みとそのつながり、太古からの地球における生物や無生物の気の遠くなるような歴史と大きなつながり、私自身を包み込む、目には見えないたくさんの存在たちとのあたたかいつながりを感じ、感謝でいっぱいになりました。
この余韻が今も消えずにずっと続いています。何か、私の内外の「つながり」が、強く、あたたかく、より確かになったような気がいたします。
テンプル店長の光田さま、スタッフのみなさまにも改めて感謝いたします。
どんなにかたくさんの方々が大いなるバランスと力強さを取り戻す機会をいただいていることでしょう。
STEP1
STEP2
STEP3
基本はstep1~3を3日間連続して湿布を行い、残りの4日間は休む。これを3週間行い・・・
1週間休むというサイクル。日数やサイクルは体調に合わせて加減する。
ただし身体が自らを再調整するための「湿布をしない日」を必ず作る。
新しいフランネルを浸すには、ひまし油約200~250ml使用。後は湿布が乾いたときに適量を追加。
常に湿布が十分に湿っている状態にします。
作った湿布は1~2ヶ月間使えます。ただし、年齢や体調により1~2日で交換した方がいいことも。
長時間やって汗をかいた、排出した体内毒素で布にシミが付いた、臭くなったなどの場合は、
すぐに新しい湿布に交換する。
1度使った湿布はその人専用にし、他の人とは共有しない。ヒーターは共有可能。
ヒーターからオイルカバーごとに湿布を外し、そのまま二つ折りにたたむ。
ビニール袋などに入れ、冷暗所で保管。(冷蔵庫に入れる必要はありません)
これには、ケイシーがはっきりと答えています。
ケイシーの時代には、鍋でひまし油を温め、それにフランネルを浸して絞ったり、オーブンに入れて加温することもあったようです。そうせずとも、簡単にひまし油を温めながら湿布ができる今の世に生きている私たちの、なんと幸運なことでしょうか!
ケイシーは、ひまし油湿布をこのように行なうように勧めています。
「ひまし油をたっぷり染みこませたフランネルを少なくとも3重から4重にする。
ひまし油はフランネルの上に注ぐのではなく、たっぷり染みこませる。
そして、リネン(寝具)をオイルで汚さないようにフランネルを(油紙などで)
覆ったなら、1時間ほど電気パッドを当てる。
湿布はできるだけ温かく保つ必要がある。そして、体が吸収できる限りのオイルを
吸収するようにさせる」
身体が必要としているひまし油の量は人それぞれ。必要としているだけのひまし油を身体が吸収できるよう、厚めのフランネルにしっかりひまし油を浸し、そして温めながら湿布は行いましょう
忙しくて、とても帰宅後、1時間も横になっていられない。
湿布後、起き上がって拭き取るのが面倒くさい。
そんなお声を、よくお聞きします。
私たちに与えられているのは1日24時間。
とてもひまし油なんてやっている時間なんてない。
そのお気持ち、よ~く分かります。
でも忙しくて、無理をしがちな方にこそ、ひまし油湿布はやっていただきたい。
忙しくて外から帰ったら、お風呂に入って寝る時間しかない、という方には
早朝のひまし油湿布をおすすめしています。