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第4回 「私が勉強に費やした時間は、代替医療を志す人たちの学びの土台になればと思っています」
犬や猫なども亡くなると霊として存在するんでしょうか。輪廻をするという話もたまに聞きますが……。
私がオーストラリアにいた時代のことですが、一緒に住んでいた友達がフランスの有名な霊能力者のところに行ったことがあって、「あなたと一緒に住んでいる日本人の男性のまわりに、たくさんの犬猫がいてサポートしているのが見える」と言われたそうなんです。自分でも昔からそんな感覚を感じていたので、それを聞いて「ああやっぱり思い過ごしではないんだな」と思いました。今だに自分のまわりには治療して亡くなった動物たちがいて手助けしてくれているのを明らかに感じますよ。

ただ、そのメンバーは当時の子たちとは違うようなんですね。ですから、ある一定の時期になると光の中に行ってしまうんじゃないかなと思っているんです。彼らが輪廻しているかどうかは全く分かりませんが、ケイシーやシルバーバーチは、動物は輪廻をしないと言っていますよね。確かに人間のように悪いカルマを積むことがないので、生まれ変わってやり直す必要がないですから(笑)。
想像するだけで何だか胸が熱くなるようなお話ですね。ところで森井先生ご自身は、ケイシー療法を試されたことはありますか?
はい、もちろん。今でも一番よく使うのはやはりひまし油湿布ですね。以前はケイシーの教え通りに規則正しいサイクルで行っていましたが、今は気が向いた時だけにしています。そもそも体調が悪くなるということがあまりないので、そろそろ浄化したほうがいいかな、という時や断食の後などに行うことが多いですね。それから以前はケイシー療法のハーブトニックを飲んだり、シャンプーや歯磨き粉をヘリテージストアから購入したりしていましたし、インピーダンス装置も使っていました。ケイシー療法で推奨される製品はほとんど網羅しましたね。
ひまし油湿布をされてみて、実際に何か体感なさったことはありますか?
体が元気なので何かが明らかに変わったということはないんですが、ひまし油湿布を行った後はとにかく気分がすっきりしますし、体がぐっと軽くなるのを感じますね。それからうちの一族の中で私だけ盲腸炎に罹っていないんですが、これまで盲腸のあたりが痛くなると必ずひまし油湿布をしていたので、そのおかげではないかなと思っています。
それは嬉しいお言葉ですね。手前味噌ですが、私もひまし油湿布がもっと世の中に浸透していけば、日本の医療費の問題はかなり軽減するのではと思うんですよね。
そうですね。西洋医学は確かに素晴らしいものではありますが、それ一辺倒ではこの先きっと治療に限界が出てくるような気がします。だからといって代替医療のみに頼るのも命を危険にさらす場合があって危ない。ですから、両方を取り入れていくというのがベストですね。外科に内科、そして東洋医学や伝統医学、民間療法などを網羅している医師であれば、その方に合った最適な治療ができるんじゃないでしょうか。
先生はまさにそれを実践されている方ですが、代替医療についての勉強量といったら並ではないと以前、同業の方からお伺いしました。
いや、私の場合はずいぶんと無駄な勉強ばかりしてきてしまって(笑)。たとえば漢方薬でいうと、かつて15000種類ほどの生薬について全て詳しく覚えましたが、実際に治療に使えるものというとわずか数種類にすぎませんでした。ホメオパシーの『マテリアメディカ』の本を書く時にも25000種類のハーブを徹底して勉強しましたが、そのうち使えるものはたった3~400種類のみ。ですから、残りははっきり言って無駄な知識になっているわけです。

それでも勉強を続けて、体型的にまとめようとしているのは、その無駄なことでも知っているのとそうでないのとでは知識の厚みや深みが変わってくるから。そして、後からこの道を志す人にとってこれが楽に学べる土台になればいいと思うからです。こうして誰かが無駄な時間を費やさないと、代替医療の世界が進歩していきませんからね。
先生がそこまで時間を費やされるのに値するほど、ホメオパシーには魅力があるということですよね。
そうですね。やはり、回復は難しいと思われた動物の病気が実際に良くなっていくという奇跡を一度でも目の当たりにすると、やめられなくなりますよね。

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