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  3. 第9回「自分が大事にしている曲と同じように、何かオリジナルな曲を一曲でも作ったことありますか? それを人生でやりなさい、ということ。僕は神戸元気村での7年半では、そういうことをずっとやってきた。」

第8回 「真実の自分になる」ということが、コーチングをはじめとして、私の全ての仕事でやっていることです。
山田 バウ 氏
1951年大阪生まれ。高校中退後、渡米。アメリカやカナダで旅行の現地添乗員となる。カナダでカヌーと出会い、帰国後、日本にカヌーを広める立役者となる。
1990年頃、ある出会いから仕事を辞め一人で1300以上の自治体を回り、オゾン層破壊を食い止めるためフロンガス回収を訴える。1995年1月、阪神大震災直後に神戸入り、2002年までの7年間半、神戸復興と人々の支援を行うNGO神戸元気村の代表を務める。
日本海重油流出事故時には、1人ヒシャク片手に海に浮かぶ重油をすくい始めたことがきっかけになり、人の力で日本海を救う活動が生まれる。神戸、福井をはじめ、日本各地の災害地でボランティア組織の結成など各分野で活動。
911テロ後には、グローバルピースキャンペーンの取りまとめ役として、数千万円の寄付を集め、アメリカ主要新聞に報復 戦争回避のための意見広告を出すことにも寄与した。
私は日頃から、バウさんの発想の規模の大きさに驚いています。大きな視点から物事を考えられる発想力、またその物事を成し遂げるその原動力について聞かせて下さい。 
1~10番まで番号を振って理由づけをしようと思えばできます。いろんな状況が考えられますが、例えばどんなことを聞きたいですか?
例えば、プロジェクトの多くは、前々からそれに向け、計画を練ったり人や資金を集めたりと時間をかけて準備をしていきますよね。一方、神戸や日本海の重油流出など、大規模の災害の時には、物事が突然、しかも想定外の大きさで起こります。

神戸の震災は日本人全てに衝撃を与えました。バウさんにとっても『フロンガス回収の活動がある程度成果を出したので、そろそろ元のカヌーの仕事に戻ろう、静かな自分の人生に戻ろう』と思っていた矢先の地震だったと聞いています。それでもすぐに神戸に入られ活動を開始されています。

その前、オゾン層保護活動を始められた時も、カヌーの仕事で出会った方から『フロンガスが地球のオゾン層を破壊させている。バウさん、どうかしてほしい』と頼まれたことが発端でした。そしてすぐにカヌーの仕事を辞め『地球のオゾン層を守るために市町村レベルでフロンガス回収に取り組んでほしい』と一人で全国津々浦々の自治体を回り始めます。

普通というか、私の場合は、抱えている仕事や状況を考えて足踏みしているうちに、動かないことを選択してしまいます。私がやらなくても他の人がやるに違いない・・・と、動かない言い訳を考えたりしてしまいます。

災害や事故が起こったとき、何故すぐに行動出来たのか。しかも誰かについて行くのではなく、バウさんご自身でどんどん新しい道や方法を見つけ切り拓いている。そのパワーとリーダーシップについてお聞きしたいです。
僕の場合、長期に計画をたてて動くということは皆無。常に直前。『良し!』と決めたとたん形があらわれて、必要な人数やものが一瞬の間に浮かんで、そこから長期計画になるわけ。たとえ3日間のプロジェクトでも、3日間という長期プロジェクト。でも決まるのは一瞬。何か出来事を見た瞬間、知った瞬間、すべきことが全て決まる。
5年後、10年後の自分の人生設計や未来のために今こうしよう、1年後はこうしよう、という計画で動くことはないんですか?
無い、無い、無い! そもそも、そんなふうに地球は出来上がってないし、そんな長期の計画で地球も人間も動いてない。人間すべてがそんな長期計画で動いているハズがないでしょう。
会社だと必ず10年計画を立てましょう、5年計画を立てましょうと言われます。
それがおかしい。大きな会社だと30年勤めた、定年まで勤めた、その間にノルマがあった、売上げがどうだった、管理職になった、いろいろあるでしょう。でも、そういう先のよめる人生は僕にとっては意味がないんです。まして上司から言われて『来週から浜松転勤だ』みたいな人生は僕にとっては意味がない。だから3年後、5年後の計画なんて僕には全くない。
過去にも、子供時代にも計画したことは何も無かったんですか? カヌーで1年後はどこに行こうとか、3年後にはここに行きたいなぁとか、そういうのも無いんですか?
無い、無い。何を考えているの? そんなことが基本になる頭を持ってて何をしたいの?。そういうシステムで地球が動いてないのに、なんで計画なんかするの?大手の会社は人を雇うときにそういう手法が楽だから使っているけど、僕はそういった会社に入るハズもない。世界観が違うとわかっているから。

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