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第18回
はい、そうなんです。というのは、私が子どものときに、アフリカで飢餓に苦しみながら死んでいく子どもたちの映像をテレビで見たことがあったんですね。それ以来、その映像がずっと脳裏に焼き付いていて。日本では普通に暮らしている限り、飢えて死ぬなどということはない。私はいつか彼らがお腹いっぱいになるまで食べさせてあげられるようになりたい……。

そんな気持ちを持ち続けていた私がアフリカでビジネスをするようになれば、長年抱えていた思いを叶えることもできる。そう思っているとまたメッセージがやってきました。「世の中を切り替える時が来ています。光と闇の対極の世界はこれまで人間が心を研磨していくのに必要だったけれど、これからはそれが不要になる時代へと移行していくのです。そのために、人間の変革の模範となるようなことをやるように……」と。
子どもの頃に見た映像をはじめ、夢の内容や天からのメッセージがここに来て全て繋がったわけですね。
ええ。それで、いずれはアフリカで原料を調達して現地の人が働けるような石けん工場を作りたい。そして、少しでもアフリカの経済を豊かにしていくようなお手伝いをすることができたら。そんな風に思うようになりました。なぜ石けんの工場かというのは、化粧品だと製造工程が複雑で難しくお金もかかりますが、石けんなら地元の人がハンドメイドで作ることができるから。ですが、アフリカに石けん工場を建てたいと言っても、そこはやはりある程度には資金のいる話です。だからまずは、フランキンセンスとミルラを使った化粧品ブランドを立ち上げて資金調達を図ろうと、現実的なところからスタートすることにしたのです。ここまで長いお話になってしまいましたが、これが冒頭に聞いていただいたご質問への答えになるでしょうか。
なるほど。アジュさんの化粧品を作られている裏には、そういう壮大なストーリーがあったとは知りませんでした。
もちろん、ただ資金集めのためだけに化粧品を作っているわけではなくて、やはり本当にいいものを世間に広げたいというのも大きな目的です。とくに私は長年、美容師をしてきたなかで経皮毒の恐ろしさを目の当たりにしてきました。だから、この現状を変えなければいけない、世の中を改革していかなければならないと思ったというのもあります。

たとえば私の周りで美容師をしている人のほとんどは、子宮内膜症や子宮筋腫、子宮頸がんといった子宮の病気に罹っています。私自身も子宮内膜症に罹ったことがあるんですが、当時はどうして美容師は皆、子宮の病気を患うんだろうと不思議に思っていました。でも後になって分かったのは、おそらくシャンプーや髪を染める染料、パーマ液などの化学物質が影響していたんだろうということ。そういうわけで、今うちのサロンをはじめ自宅ではアジュの化粧品を使うようにしています。でも、いつもあまりにピュアなものを使っているので、娘などうっかり外出先で市販の化粧品を使った日には、すぐに湿疹を作って帰ってきますよ。余計なものが成分に含まれているから、肌が吸収しまいとSOSを出しているんですね。
すぐに肌に出て良かったですよね。普通は感覚がマヒしているので、肌も我慢して受け入れ続けるしかないという。私たち女性の多くは日中にお化粧をして、帰宅したらクレンジングで落として。洗ったあとは乾燥しないようにたっぷりクリームを塗って、また朝にはお化粧をして……と延々とそのループを続けていますからね。もしすべてのアイテムが合成成分だらけで、それを重ね続けていったらと思うと恐ろしい……。
だから、私はそういった点を改革していきたいんです。とは言っても課題があまりに大きすぎて私一人で改革できるわけはなく。私の作ったものを誰かが売ってくれて、それがユーザーに理解してもらえて。さらにその輪が広がっていってくれたら、少しは世の中も変わるかなと。きっと環境汚染も止めていけるんじゃないかなと思うわけです。
そういえば先ほどお話に出てきていましたが、木村さんはひまし油ユーザーでいらっしゃるんですね。
そうなんです。もとはといえば、うちで飼っていた黒いラブラドールがそのきっかけを作ってくれたんです。大きくなってからご縁があって飼うことになった子なんですが、とにかく気性が荒くて飼いにくい。どうしたものかと手を焼いていたところに、あるドッグセラピーの先生を知人から紹介されまして。その先生は自給自足に近い生活をされ、犬舎もご自分で建てていらっしゃるようなちょっと面白い方でした。

その方のところにうちの犬を連れて行ったら「この子には内臓疾患があるから、添加物の入ったドッグフードをあげるのはよくない。玄米を炊いて食べさせてあげてください」と言われたんです。そして、食物には陰陽があり、中庸のものを食べたら本来は病気にならない、というような食事療法を教えていただきました。当時私も体を悪くしていたので、この機会にと一緒に食事療法を始めることにしたんです。そのときに、食事を変えるなら頭皮や肌につけるものにもこだわった方がいいということで、ヘリテージ社のキャスターオイル(ひまし油)とシャンプー、コンディショナー、ローズウォーターなどを紹介していただきました。
そこでひまし油に出会われたんですね。
はい。同時に、エドガー・ケイシーのリーディング療法に関する本を先生からいただきまして。それを読んで、ケイシーが加工したものではなく身近にある植物や波動によって治療ができると言っているのに衝撃を受けました。何故かというと、私も小さな頃から薬よりも自然の力の方を信じていたから。私は子どもの頃から皮膚疾患を患っていて、学校に行く前に必ず皮膚科に寄っていたんですが、全く治る気配がなくて。祖母が皮膚科ではもう治りそうもないからと、硫黄の水を肌にかけて治してくれたんです。そんな経験が私の中で根強く生きてきたので、ケイシーの説いている内容もすんなり受け入れることができました。また、彼も天からのメッセージを受ける人なんだという点にも共鳴しましたね。

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