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第10回
ご家庭のことを少しお伺いしたいんですが、息子さんとはケイシーのこととか人生のこととか話されますか?
ケイシーのことは話さない。息子は息子の人生を生きているからそれでいい。困ったら何でも言えよというのが私の持論。今の子供達は食べ物に困らないだけでなく、住むところもちゃんとあって、遊ぶものもたくさんある。だから悩まないんじゃないかな。全部満ち足りているんだよね。でも満ち足りているってことは満ち足りていないんですよ。満ち足りていない体験をしていないから、満ち足りていることも分からない。

日本の人達、他の国に比べれば社会も平穏で安定している。だから自分が幸福だってことを知らない。本当に恵まれているってことを知らない。私たちは食べ物のない時代に育ったから命を張って食べ抜いて来たかな。それは凄まじかった。だから食べ物があるってことにはものすごい感謝だよね。
最後の質問になりますが、福田先生は、日本人に対する思いとか、こういうふうな日本人になってほしいとか、そういう思いは持っていらっしゃいますか?
日本人というより、私の夢。『地球の表面を動物たちに返そうよ』っていうのは、よくみんなに言ったりしています。科学は進歩したから、人間達は深いところに行かなくていいけど、屋根の上に緑の空間を作って住むようにしたり、景色が見たければ景色が見られるような仕掛けをして、太陽光線も鏡の反射反射で届くようにして、地上を動物たちに返しましょうよ、というのがわたしの夢。

私はここにいながら世界中の人を治している。精神的な問題も含めて。だからドルも届きますよ。知らないアメリカ人の男性を治したりするとドルを送ってくるんだよね。自分自身を観じるってことに慣れると私たちは誰でも人を治せるようになるの、マッサージやひまし油湿布を自分がやって人を治せばいい。人々は死の直前になっても、それをどんな感じかなと観じて世界中の人々の心身を活性化できる存在です。ホントだよ。

不安を感じられないと平安も感じられない、安心も感じられない。悲しみを感じられないと本当の喜びを感じられない。だから感じるのは全部感じちゃったほうがいいですよ。

それから自分の後半の人生のために、早い段階から自分たちがやっていることを分かってしまうといいなと。つまり自分を含めて人を非難、批判、否定をしない、ということ。

この前も道で背の高いお母さんが小さな子供を引っ張りながら「なんで、あなたはこんなことをしたの!」って怒鳴っているの。これも非難、批判、否定。子供は悪いことをするものなの、私は8人兄弟のトップだったからよく知っている。母親だったら『大丈夫だよ、お母ちゃんがついてるのよ。あなたはこのままで素晴らしい存在なのよ。保育園でも元気でやっててよ。帰ってきたらご馳走作って待っているわよ』って何故言わないの。

ケイシーの明示法ってありますよね。おねしょが止まない男の子に寝る前『あなたは素晴らしい存在、大きくなったら人々を導くようになるでしょう』と言ったらその晩からピタリとおねしょが止まったってあれ。あれをやればいいんです。

13年間、部屋から出てこない息子のためにお母さんが何をするかというと、自分でひまし油湿布とオイルマッサージをして『私の人生、素晴らしい!うちの息子もそう』ってやればいいだけのことなの。そうやっていたら息子は間違いなく部屋から出てくる。うちの息子も保育園に入ったとき母親のスカートを握って離さなかった。先生に挨拶も出来なかった。だからケイシーの言うとおり明示法やった。『うちの息子は素晴らしい。大きくなったら大勢の人を導くようになるでしょう。ありがたい』ってやった。そしたら翌朝から、保育園で先生10mも先にいるのに「せんせー、おはようございます!」って言うようになった。

ケイシーの言うことは間違いないから、やったらいいんです。私が息子にケイシーのことをあまり話さないのは『うちの息子は素晴らしい』ってやり続けているから、息子が何をするとかしないとか、あまり心配していない。『うちの息子は素晴らしい』。ここからぶれない。

日本の未来、世界の未来もそう。悪いニュースばかりが取り上げられているけど、そうじゃないと私は理解してる。でも貨幣経済はすぐに行き詰まると思います。国の違いとか、人種とか、北や南とか、そういうのを超え、これからはみんなが協力して生きることができるんだと、みんなそれぞれに分かってきて生き始めます。どこかに食料が足りない国があれば、あ、うちにはあるよと、どこかの船会社がじゃあ、うちの会社がついでに運びますよ、そしたら別の人が、じゃあ私はその食料を港まで運びますよと、そんな感じ。

これからは物々交換の時代にもなります。差し上げた、いただいたという記録だけが残るだけで、相手がそれに対して何かをする必要は一切ない。足りなくて困っているよ言われたら、余っている人が送る。そういう世界が来る。ホント。かなり急速に来ると思う。そのために大規模に世界とネットワークで繋がりあう。世界中の人が、1人ひとりの人の情報を全部共有する世界が来る。世界中の人々は皆、自分なので、協調、協力、これが人類の生活体験。そういうことを私は希望しています。

だから治療も簡単ですよ。誰かがお腹壊しちゃったと言えば、じゃあ、私がここでひまし油湿布するねって。世界の反対側にいる人、10人でも20人でも、私がここでひまし油湿布すると良くなるんだから。ホントだよ。いいですか。こうして私たちは皆で同じ『1つ』の『自分』を生きているんです。

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