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第19回
クイックコヒーランス法というのが、いまお話しに出てきましたが、これについて少し解説をしていただけますか?
クイックコヒーランス法というのはハートマス研究所が開発したテクニックの1つです。他にもいくつかテクニックはありますが、これが一番簡単なのでコネプラの中ではこのテクニックを、契約に基づき使わせていただいています。手順は3つ。
1つめはハートフォーカス。私たちは始終ずっと頭で考えていますよね。瞑想しても頭は雑念で一杯になります。頭や脳みそはずっと動いて理論的に考えたり分析したりはとても得意です。その頭を休めるために、強制的に心臓に意識を向けます。

2つめのステップは、心臓で呼吸をするイメージをします。タイミングも決まっており、5秒で吸って5秒で吐く。これは科学的に意味のあることなのですが、この心臓での呼吸を数回繰り返します。これだけでも十分気持ちは落ち着いてきます。

3つめのステップで、心臓を感謝で満たします。そのことを思うだけで無条件にありがたいと思えることを思い浮かべます。私はうちのニャンコが大好きで、彼らは愛にあふれ愛しかないような存在じゃないですか。その猫たちを私は思い浮べるとありがたいなぁという気持ちになります。そんな愛に繋がるようなもの、子供でも動物でも大自然でも何でもいいので思い浮かべ、その感謝でハートを満たします。意外と難しいのは自分のパートナーなんですが(いい時もあれば悪いときもありますからね)、ともかくも無条件に感謝が溢れるものを1つ自分の中に決めておくといいです。最近、心臓にも脳があるということが分かってきたんですね。その心臓の脳から感謝が溢れ出る。そんなイメージです。この3ステップをクセづけていくと、「ハートフォーカス」と言うだけで、心がウフって感じになって落ち着いていきます。

これにどのような効果があるかというと、まずは気持が落ち着く。これだけでリラックスして頭脳が明晰に働き始めます。またコヒーランス状態の心臓は、心臓がベストの状態になっている。つまりそういったベスト状態をコヒーランス状態といいます。心臓や脳だけではなく全身のあらゆる臓器、細胞がゆったりした波形になり、身体としてとてもよい状態になります。脳が明晰になっているので発想力が高まり、洞察と言われるものがポン!と沸いてきたりします。
対面でコミュニケーションしているときは「私は洞察を得るためにコヒーランスをするからちょっと待ってて!」とはいかないですよね。毎回トイレに駆け込んでするわけにもいかず…。話している最中、久美子さんはどうやってコヒーランス状態になられているんですか?
お互いがコネプラ実践者だったら、「じゃあ、コヒーランスやらない?」と一緒にやっていくこともあります。相手がコネプラ知らない場合には、話を聞きながらこっそりコヒーランス状態になっているときもあります。コヒーランスって必ず手順通りにやらないといけないということではなく、在り方だと思うんですね。自分の意識をハートに向け、ハートで呼吸をするイメージは目を開けていても黙っていてもできます。大事なポイントはそのあと感謝で満たすということです。ありがたいなぁと…。たとえ目の前に怒りに燃えている人がいたとしても、自分でコヒーランス状態にはなれるので、どんな時でも出来るのはとても便利です。
久美子さんがコネプラを実践するようになってどれくらいですか? またコネプラを実践し始めてからの体験談を教えていただけますか?
2年前の5月にアメリカでコネプラを教える資格をとってきましたが、学び始めたのは3年前の10月です。体験談はありすぎるほどありますが、個人的にとても助かっているのはコネプラ後、体調がものすごく良くなった、ということです。大病をしたわけではないんですが、とにかく以前は疲れやすく、仕事から帰ったらまず2、3時間寝ないと何も出来ませんでした。その後で自分の用事をするのでどうしても夜更かしになってしまう…。季節の変わり目には大風邪をひき、1年のうち何度も寝込んでいました。何故それを思い出したかというと、フェイスブックの3年前の自分の書き込みに「今日も調子が悪い、週末は38度の熱を出し寝込んだ」みたいなことを書いている。今の私からはありえません! この2、3年に知り合った人は「久美子さんはいつも元気ですねー」とびっくりされ、それ以前の知り合いからは「どうしたの?そんなに元気になって」とびっくりされるくらいに体調がいいんです。体調が良いだけではなくエネルギッシュな状態がずっと続いています。夜もすぐに寝て、パッと目がさめ、起きたらすぐに活動できる。本当にありがたいなぁと思います。今、わたしは53歳なのですが、これまでの人生で、今が一番、体調が良くてエネルギッシュに毎日活動できています。20代の頃より体感的に、元気です。時間が効率的に使えるのでとてもありがたいです。

コネクションプラクティスの特徴は、ある程度バックグラウンドがしっかりしていること。ハートマス研究所ではハートと脳が同期したとき、ハートを感謝で満たしたときに身体はどうなるか、あるいは反対にハートを怒りで満たしたら身体がどうなるかなど、あらゆることを研究しています。そういう科学的な研究をされているので根拠と信頼が増すということもあります。

体験談に話をもどすと、体感覚として体温が上がっている感じがあります。コヒーランスをやればやるほど手が赤くなり、その手で身体を触ると熱く感じます。それは私だけではなく受講生の皆さんも同じような体験をされています。フィジカルな変化は割とすぐに感じられる1つです。

洞察については、私は2年前まで会社員をしていましたが、お金も貯金も何もありませんでした。それなのに会社を辞めると決めました。オフィスを借りるにしてもお金はどうしたら?と普通は思いますよね。どうしたかというと、私の『持続可能性を満たす』というニーズに繋がったあと、自分のハートに問いかけたんですね「私は何を知るべきですか?」と。それを何度も何日もやったんですが、ポーンと浮かんできた1つが『NVCをオンラインでやればいい』ということでした。当時そういったことをやっている人は誰もいなかったし、そういう発想もなかったんですが、やり始めたらとても好評で今も定期的にずっとやり続けています。遠方の方にも喜んでいただけ、私も経済的な持続可能性に繋がっています。自分のやりたいこと、ニーズは分かったけど、じゃあどうしたらいいの?というとき、頭で考えただけではできない発想の限界を超えられるというのが洞察の特徴かなと思います。

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