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  3. 第15回「自然な形での死の過程を経ていくと、その人がエネルギー体になっているというか、肉体よりも違うところに入っているような、そんな感じがしてきます。」

第15回
神様の計画は分かりませんねぇ。そもそも医学部に入ったところからその計画はスタートしている気がします。そんな賀村先生が在宅医としての喜びを感じ始めるようになったのはいつ頃からなんですか?
2年くらい前でしょうか。ある患者さんを自宅でお看取りさせていただきました。後で、お嫁さんからお手紙をいただいたんですが、その手紙を読むと、私が試行錯誤しながら、悩みながら伝えてきたことが、とてもご家族には大切なことだったんだということが実感できたんです。ご家族を支え、不安を安心に切り替えるものになっていたんだと。

それまでは『いいのかなぁ、大丈夫かなぁ』と試行錯誤の連続で・・・。あとでお話させていただくビジョニングも、患者さんやご家族に言ってもいいのかどうか、自分でも経験値が低かったこともあり、すごく不安で確固たる自信もありませんでした。そんな模索中にお手紙をいただいたので『あ、これでいいんだ』という気持ちになれたことが大きかったと思います。

変なことを言ってもこの先生だったら大丈夫そうって言われるのも支えになっています。
変なことというのは・・・?
例えば「死ぬことがそんなに悪いことなのかなぁ」と言ってみたり。
スピリチュアルな話をしてもこの先生なら大丈夫という認知が患者さんやご家族に広がっているんでしょうかね。スピリチュアルなことに触れられるようになったのは、東洋医学を学んだことがきっかけになったんですか?
東洋医学の前にホメオパシーも学びました。そのことによって、人間って肉体レベルだけではなく、見えないエネルギーとも繋がっていることを強く感じることができました。ホメオパシーを学んだことで世界のいろんな代替医療の情報が入って来やすくなり、世の中を面白い視点で見られるようにもなりました。もともと、子どもの頃から見えない世界はあると思ってはいたんです。
今のクリニックでは、見えない世界を話題にしても大丈夫なんですか?
まだそんなに言えないですね~。ホメオパシーを学んだことも言ってないです。
おっと。ここでカミングアウトしても大丈夫なんですか・・・!?
大丈夫だと思いますよ。少しずつ見えない世界のことを話題にできる環境が整い「それもあるよね~」と話ができるスタッフ達が集まってきていますから。
ホメオパシーはどういうキッカケで学び始めたんですか?
自分の体調を崩してしまったことがあったんです。忙しかったということもありますが、医療現場で起きてくる色んなことを自分が受けきれなかったんでしょうね。最先端の技術で人を助けるためにやろうとしていることでも、クエスチョンがつくことがやはりあるわけです。自然ではない状況というか。自分の内側に葛藤があるなか、肉体的にも精神的にもかなりハードな環境で仕事を続け、また個人的な出来事も重なりで、体調を崩してしまいました。

もうこれ以上は無理、自分の身体を立て直さなければと思ったのに西洋医学のクスリは飲んでも治らない。しかもクスリを飲むと七転八倒するくらい胃がおかしくなる、という状況で『では自分には何が必要なんだろう、何が不必要なんだろう』と思って様々に探し始めました。そんな時、本屋の家庭の医学の棚の前で目をつむって『どうか自分に一番必要な本、自分の身体を治す治療法を教えて下さい』と本の背表紙を触っていき、ピタッと手が止まったのがホメオパシーの本だったんです。
え~!? それがホメオパシーとの出会いなんですか。
それでホメオパシーに興味が沸き、本を読んで自分にピッタリのレメディを探してインターネットで注文しました。それは蛇の毒のレメディだったんですが、飲んだらアッと驚くような現象が起き、これは面白いと思いました。その後あらためてホメオパシーのセッションを受け、自分に合ったレメディを処方されました。そのレメディを飲んだところ、変な話、おしっこの臭いが以前飲んでいた西洋医学のクスリの匂いで、すでに飲まなくなって数ヵ月以上も経っていたのにビックリしました。『クスリの影響がまだ身体に残っている?!溜まってる?』と驚きました。その後、身体が少しずつ楽になっていきました。

西洋医学とは違うアプローチで面白いように自分が変わっていく実感があったことから自分でも学ぼうかなと。ただ、日本はホメオパシーを医療の現場で使える環境ではない。でも西洋医学のクスリだけでは到達出来ないこともある。それだったらと漢方を学び始めたんです。今は保険でも漢方のクスリは出せますし、勉強会もきっちりしています。だったら漢方はいいかなと。

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