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  3. 第12回「なぜなら私達1人ひとりには、今いる場所において、特別な使命を持っているということ。これは私たちが想像できる何よりも素晴らしい事なのです」

第12回
グラディス先生の域に達するには、まだまだハードルが高いです・・・。では、先生はクリニックにいらした方お一人に、どのくらいの時間をかけてお話されていらっしゃるんですか?
その患者さんによって違うけど、ある人には30年かかったわよ。1度話しただけで理解してもらえることはほとんどないわね。ある女性は何度も何度も、何度も戻ってきて、そして沢山の時間をかけました。もちろん、1度で理解してもらえる時もあるけど・・。
30年ですかぁ。長いですねぇ。

最後に、いま日本が抱えている問題についてお聞きしたいと思います。3.11の地震とその後の福島の原発事故のニュースを知ったとき、博士は何を感じられましたか? 放射性物質の中で生きることについて何かアドバイスをいただければ・・・。
どう答えていいかわからないけど・・・。あれは悲惨な出来事でした。とにかく恐怖心に支配されることなく出来る限りの事をするということです。なぜなら、恐怖心はより悪い状況を招きます。自分の置かれた状況の中で、持てる限りで自分の出来る限りの事をするということです。そして政府が開かれるように祈りましょう。政府によって事が難しくなり得ますから・・・。

この度のことについては、世界中の多くの人々が日本の皆さんの事を祈っています。私たちはそうですよ。そしてそれはとても有効なことです。祈りなどの力(フォース)によって放射能を弱めたり、変換することが可能ですし、私たち人間が同じことを繰り返さなければ、母なる自然が最終的には処理してくれるでしょう。

いずれにしても、自分が安全であるとわかっていることを行い、自分で安全であると知っているものを使いなさい。さっき、自分にとって悪い物だと思いながらそれを食べると悪くなると言ったけど、それと同じです。感謝しながら、身体にどうすればよいのか教えれば良いのです。
私は3.11の後、日本の中枢を担う人達の対応に愕然とすることが多く、何も手立てを打てないなかで、毎日毎日、海や空気中に放射能をばらまきながら、この地球に生きる動物たちや植物、世界中の人々を傷つけてしまっていることが申し訳なく、この国に生きている一個人として、どうしたらよいかわからなくなることがあります・・・。
私達自身が出来る限りでできることをするということ、そして一人ひとりが光の点となるのです。私たちが世界に光を運ぶの。暗闇ではなく。恐怖心を抱くことは暗闇を呼び込むことになります。しかし、私たちが立ち上がり、光の点となることが大切なのです。それは自然がなすべきことの助けとなるのです。
いま、東京に暮らしていると、ニュースを全く見なければ普通の暮らしができるわけです。福島では今もなお実際に苦しんでいる方が大勢いて、また、日夜、危険な原発の現場で働いている方がいるのに、それを見ることなく、のほほんと生活をしていることにも罪の意識を感じたりします。
とにかく愛と恵みを送ってください。その愛と恵みは届きます。自分はたとえ、そこにいて助けることができなくても。そして、実際にそこにいるからといって助けることができるとも限らないのです。精神レベルで向かい合うことです。今のこの状況であるがゆえに、まさに自分がいる場所こそが本当の意味での癒しが与えられる場所なのですから。

あなたが、東北や福島にいる方たちのことを愛を持って考え、そして愛を送るなら、少なくとも宇宙はそれを助けてくれます。

私が思うに、今、ナオコがすべきことは、良いことにエネルギーを使い、良いことを積み重ねてゆくということ。ケイシーが言っていますよね、長所を最大限に、欠点は最小限にと。

恐怖心を抱いた時はそれを棚の上に置いてしまいます。なぜなら恐怖心を消し去ることはできないのですから。それはいつもそこに、あなたの周囲に存在し、自分でもそれに浸っている状態のようですが、そこに焦点を当てれば当てるほど恐怖心は大きくなります、なぜなら自分でそれにエネルギーを注いでいるからです。しかし、希望を持って明るい方に焦点を移せば、それは更に明るくなっていきます。
しかし、今、起きている現実や困難な状況で生きている方々のことを横に置いておいて、自分の明るい未来だけを考えていいのだろうかと、それもまた新たな罪の意識になってしまいます・・・。
確かに、真夜中の3時には引き込まれるわね。真夜中っていうのは、知ってると思うけど、そういう時間なのよ。

自己非難ではなく、あなたのエネルギーに意識が働きかけるということは自然な事だから。それは悪いことでもないのです、とても自然なこと。でも、それは自分の身体に供給する食べ物と同じで、自身に供給したものはそこで広がってゆきます。自分に恐怖をいう感情を注ぎ込めばそれはそこで広がってゆきますし、希望を与えるならばそこに希望が広がっていくのです。

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