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  3. 第12回「なぜなら私達1人ひとりには、今いる場所において、特別な使命を持っているということ。これは私たちが想像できる何よりも素晴らしい事なのです」

第12回
私は個人の力、一人の力をあまり信じきれていないのかもしれませんね・・・。いま日本では、政府に対する批判はもちろんのこと、同じ政権の中でも対立や争いがあり、原発反対に動いている人たちの間でもやはり対立や争いがあるので、特に東京にいると、常に何かの争いのエネルギーに触れている気がします。
それは、ここアメリカでも同じ。世界中どこにでもあることです。人々は次に何が起こるかが怖いのよね。私の叔母が、私が15歳の時に言ったの。「神様がこの方法で頑張っている時、悪魔はあの方法で頑張っている。でも1つだけ覚えておきなさい。神様の方がいつだって1つ上手なのよ」と。そう言う希望。一見とても残酷に見えてもそこには善がある。

そしてもう1つ覚えておかなければいけないことは、どんな小さな光であろうとも、それが射し込めばそこは暗闇ではなくなるということ。暗闇によって、光が消し去られることはない。暗闇は光によって無くすことができる。暗い場所でマッチを1本つけるだけでも、その場全体を明るくすることができる。今と同じ。暗闇は光を消すことはできない、でもたとえ小さな、ほんの少しの光でもってしても照らすことができる。私達は皆これを信じなければなりません。
死ぬことが怖いわけではないのです。明日が私の死ぬ日ならそれでもいいとさえ思っています。 ただ、今のこの困難な状況の中に生きていて、その中で、少しでも霊的に成長できればと思っていながら、中途半端なまま日々を送り、その小さな灯りを灯すことすらしていない自分がいます。
罪についての問題ね。私達はみな罪の意識を持っているということ。あなたに罪の意識があるように私にも罪の意識があります。私たちは皆、常に最上級でいることを維持できないという面でね。私たちは人間であり、それぞれが様々なカルマを持って生きているのです・・・。

そうだわ! とっても興味深い話があるのよ!アーユルヴェーダ医学について、あるパキスタン人の男性と話している時に彼が言ったの。「私達は人間として生まれてくるとき、綺麗な魂で生まれてくるのではない、という事を信じている。生まれてきたときから様々なカルマを背負っており、私の人生のすべきことはそのカルマを消すことにある」と。これは私の考えとは全くもって異なる考えでした。

この考えによると、私たちには皆、罪の意識があるという事になります。背負っている罪がある。私たちはその間をすり抜けたり消し去ったり、または後退したり、積み上げたりするのです。これは私にとって、とても新しい考え方でした。その全てに賛同出来るかどうかは定かではないけれども、これは新しい物のとらえ方です。だから罪はいつもそこにあるものなのです。

あなたの罪は私の罪。何故なら、この世界は私達人間が何かしら関わり合って作り上げたものだから。私たちが共に生じさせたことなのです。これからも罪を積み重ねていくのでしょうし、だから、ごめんなさいと、詫びることができる。申し訳ないと、起こってしまった事に詫びて、次に進む。罪は罪として認め、前に進む。それはあなたの影。そう、あなたが前進すると、影はあなたの後ろにいるわよね。それは過ぎたことであって、既に起こってしまった事であなたにはそれを変えることはできない。でも行先を変えることはできる。
ありがとうございます。心の深いところに先生の言葉が触れた気がします。では、3.11の震災に遭われた方々に何かメッセージはありますか?
手を握りしめ、そばにいる。あなたが誰か家族を亡くしたときそうするようにね。そういうときには、言葉は意味がなくなります。ただそばにいて、手を握って一緒にいること、食べ物が必要であれば食料を持っていく・・・。でもやはり、一番大切なことは、そばにいて、あなたがその人のことを心から思っていることを知ってもらう事だと思います。他にできることはないの。なぜなら起こってしまったことはもう変えることはできません。地球に傷を残してしまいました。それは消えることはありません。一箇所だけに限りません。世界中に傷が残っています。日本だけでなく、チェルノブイリだけでなく、中国、またアメリカにおいてもそう。地球規模で残酷な事をしてきていますから。

私たちは皆一緒にいます。WE ARE ALL IN THIS TOGETHER.あなたがたは一人ではないのです。これは地球規模での問題なのですから。

最後に、ナオコ、あなたはとても重要な役目を果たしているのよ。自分では気づいていないかもしれないけれど、本当よ。

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